理事長挨拶

仙台シニアネットクラブのはじまりは 1998年に行われた仙台中央郵便局「60歳からのパソコン教室」のようです。

当時の目標は、

  1. 高齢者が情報弱者とならないよう研鑽と親睦を心がける
  2. 高齢者がICTに親しみ、パソコン操作に習熟した人がその技術をボランティア活動に活用する

としていましたが、この精神は20年を経た現在でも脈々と受け継がれ活動を続けています。

2010年には仙台市から特定非営利活動法人の認証を得て法人格を取得し、さらに 2018年には継続的に公益の支持を得るなどの実績が評価され、 「認定特定非営利活動法人」として5年間の認定をいただきました。

クラブが行う事業の柱は、仙台市との共同開催による「高齢者のためのパソコン講座」です。 市政だよりで講座計画をお知らせして、年間100の講座を開催し、800名以上のシニア受講生が学習しています。 これらの講習にあたる講師やサポーターの多くは、 (一財)ニューメディア開発協会の認定によるシニア情報生活アドバイザー資格を有するベテラン会員です。 シニア受講生の特性を踏まえて、テキストを自前で作成するとともに、シニア向けのゆっくり、 じっくりのカリキュラムに沿って、分かりやすい講習の実施を目指しています。

また講習を受けても分からない点がある時や、IT機器の操作に迷っているような時に、 気軽に相談できる無料相談会を市内3会場で月に4回開催しています。 ご自分のIT機器を使って30分程度の相談ができますので、年間で400名位の方がご利用されています。

あとクラブの社会貢献として夏・冬の年2回、 7カ所の会場で市内の不登校児童とパソコン教室で交流しています。 パワーポイントを使って、ファンタジーの世界を子供たちと作って交流しています。

昨今、シニア世代においてもパソコン教室の頭打ちが顕著になっています。

このため、

  1. 3日間の講座を2日間に短縮したり
  2. タブレットやスマホの講座を開設したり
  3. 出前のパソコン講習を行ったり、などの見直しに取り組んでいます。

しかし、厳しい局面は今のところ変わりそうにありません。

それでも創業から20年かけて作り上げてきた 100人を超えるシニア専門のIT講師・サポート陣容、 年間100に及ぶシニア講習の運営ノウハウ、及びそのための機材集積などを 守り抜くために今後も継続して改革に努めていく考えです。

活動を進める上で、受講のシニアの皆さまはもちろん、 仙台市と会場をお借りしているセンターなどたくさんの方々からご支援、 ご協力をいただいています。 今日まで事業を続けて来られたのもこれら皆さまの支援の賜物ですので、心より御礼申し上げます。

認定特定非営利活動法人

仙台シニアネットクラブ 理事長

市川 和夫