シニアのためのIT講習~デジタル活用支援の推進について

 今一度、国内におけるデジタル活用支援推進事業等について当クラブの関わりを考察をしてみます。

ICT事情の国際的立遅れは日本社会の喫緊の課題であり、現在総務省、デジタル庁を中心に各種政策が進められております。中でも高齢者(シニア)向けのデジタル支援の事業について様々なイベント事業、例えばスマホでデジタル活用支援推進、デジタルデバイドの解消、フレイル予防とeスポーツ活用、そしてシニアのためのスマホ教室などが進行している状態であります。

 私たち仙台シニアネットクラブは1998年の創設以来パソコン講習をスタートして、シニアのためのIT講座、シニアがシニアに教えるというもっともシニアが学びやすくまた教える側のシニアも常にITの進化に従い学び直しをしながら今日まで歩んでまいりました。形式上では例えば「シニア情報生活アドバイザー」(公益法人の認定資格)や、2022年9月には新しくスマホに関する「デジタル推進委員」(デジタル庁の任命)を各取得して活動しております。

 私たちクラブはシニアリーダー養成講座の受講の修了者に対して、自主性を尊重した入会を募り、主にシニアがシニアにわかりやすく教える活動を志望する方が入会します。この両年とも各10名余の活動志望者が入会されました。

 私たちクラブの活動(講習スタッフとしての活動は基本ボランテイア活動です)を理解の上で、希望する方々を当NPO法人の入会会員として歓迎しています。

 現在会員数104名で、内デジタル推進委員は45名を登録、シニア情報生活アドバイザーは60名余です。60歳代から90歳代まで元気なシニアの集団ですが、教える側での活動者数が超高齢化故に減少しているのは否めません。

 これからの数年で日本のデジタル化はマイナンバーカードの本格的な利・活用の普及も相まって相応の進展を見ると思われます。したがってこの間の私たちクラブの活動は時代の要請により一層マッチしたNPO活動となるものと確信しています。

生活ITの基本操作から使いこなしまで、講習・講座などのスタッフ、講師の派遣要請は大歓迎いたします。お声がけください。

一方でクラブ内での会員による自主的な勉強会などを通して各会員は豊かな人生100年へのアプローチを得る機会があると確信しております。多くの会員の実践的NPO活動を期待する所以であります。

 活動の前提としては、何より健康が第一であり、足腰運動の他、心身を明るく、またできるだけ楽しい(ボランテイア)活動として自主参加することが大原則であります。

 最後にお願いでございます。

NPOの宿命で財政事情が厳しい経常収支にあります、個人・法人の皆さまよりご寄付又は賛助会員加入を通じて活動への、より一層のご支援、ご後援を切にお願い申し上げます。     

                 

                      認定 NPO法人 仙台シニアネットクラブ

                                                                    理事長 西本 正文